10-Jan-2023

ベトナムの推奨ワクチンについて

皆さん、こんにちは!

 

既にベトナム在住の方、またこれからベトナムでの生活を開始される方、ベトナムの予防接種事情をご存知でしょうか。

 

昨今のコロナウィルスで皆様ワクチン接種には今まで以上に敏感になられた方も多いのでは無いでしょうか。

 

日本では日本脳炎や、狂犬病、B型肝炎など、自治体が斡旋し無料で打てる様な内容でが多い状況でございますが、

 

多くの方が幼少期にワクチンを打った記憶はあるが、

 

幼少期に打ったワクチンは既に体内にて免疫が切れてしまっている方が多く、

 

大人になってからは打っていないと言う方が多いのでは無いでしょうか。

 

理由として日本では幼少期以外で感染・発症のリスクが低い内容でもあるのではと存じますが、

 

ベトナムでは衛生面など複合的な要素より感染リスクが高くなる事、頭の片隅に置いて頂ければと存じます。

 

上記これまで心配になる様な記事を書いてしまい恐縮ですが、

 

この度はFamily Medical Practice Vietnam様より頂いた情報を元に、

 

以下現在ベトナムでの接種を推奨されているワクチンの種類を情報共有させて頂ければと存じます。

 

 

 

▼ベトナムの推奨ワクチン(成人)▼

 

 

・破傷風ワクチン

 

破傷風菌は土の中にいる菌で転んだ際などにできる傷口から菌が進入し、感染します。

最悪の場合、死に至る可能性もあります。

大きな傷のある怪我をした場合など破傷風が疑われる場合は直ぐに病院を受診することが重要です。

ワクチン効果は約10年とされておりますため、ベトナム渡航前や滞在中の接種をお勧めします。

 

 

 

・狂犬病 ワクチン

 

犬だけでなくすべての哺乳類の、狂犬病に罹患した動物から、

病原体であるウィルスをうつされると発症するとされています。噛まれるはもちろん、

引っかかれる、ケガした傷口を舐められるもアウトです。

動物と直接接する可能性のある方は接種をお勧めします。

※日本では犬の接種は必須ですが、ベトナムでは未接種の犬も多い

 

 

 

・A 型肝炎ワクチン

 

汚染された水や食べ物を通して感染する可能性があります。

衛生管理の整っていない屋台や食堂での食事や食器からの感染がその一例です。

ベトナム長期滞在者は接種をお勧めします。

 

 

 

・腸チフスワクチン

 

上記 A 型肝炎同様、汚染された水や食べ物を通して感染する可能性があります。

 

 

 

・B 型肝炎ワクチン

 

ベトナムはB型肝炎ウイルス感染率が世界の中でも深刻な国の一つとされています。

ローカル病院受診での医療器具使いまわし、

性行為での感染など血液や体液に接触する可能性のある方は接種をお勧めします。

※6ヶ月で3回接種が1セットの為、日本で2回接種しベトナムで3回目を接種される方が多いです。

補足: ① 40才超、喫煙、肥満で効果減弱

    ② 1セット直後に抗体検査を推奨

    ③ 一度でも抗体あり→以後20年はOK

A 型 B 型肝炎の混合ワクチンの取り扱いアリ

 

 

 

・日本脳炎 ワクチン

 

亜熱帯地域では、夏から秋(3月~10月)にかけて感染しやすくなり、

特に6月〜9 月がピークとなります。

蚊から感染するため、田舎の農業地帯へ行く可能性のある方は接種をお勧めします。

日本脳炎ワクチンは日本では不活化ワクチン、ベトナムでは生ワクチンの為、

ベトナム渡航後の接種がおすすめです。



 

・季節性インフルエンザワクチン

 

ベトナムでは夏でもインフルエンザが流行することがあります。

年に1度の予防接種をおすすめします。

 

 

 

 

上記いかがでしたでしょうか。

 

この度は成人向け推奨ワクチンの種類の情報共有のみとなりますが、

 

Family Medical Practice Vietnam様では小児・青少年のワクチン接種も行なっている様で、

 

詳細等が気になる方は是非一度Family Medical Practiceまで

 

お問い合わせ頂いてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

皆様の健康に少しでもお役に立てましたら幸いでございます。

 

 

 

ベトナムハウス

 

 

 

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