ホーチミンでの交通ルール
ベトナムホーチミンにこれから居住される方、観光で来られる方が
来越してまず思う事は『暑さ』や『ドリアンの匂い』など色々ありますが、
今回取り上げたいのは『バイクの多さ』です。
街を散策するのにあまりにも多い台数で道が渡れない、、、。
バイクを運転する予定のある方は日本と違った交通ルールに戸惑うはずです。
今回は歩行者目線、運転者目線でのベトナムホーチミンでの交通ルール、
また暗黙のルールなどをご紹介できればと思います。
【歩行者の場合】
バイクの交通量が多いが故に、交通事故はベトナム全体の70%とも言われております。
ラッシュアワーは渋滞になり、信号無視や、歩道を無理やり進む運転手も大勢です。
では、どうやって事故に合わず安全に道を渡るのか?
▼横断歩道がある場合
日本と同じですが、渡る前に必ず安全確認をしましょう!
▼横断歩道がない場合
この場合、バイクが歩行者の為に道を譲る事は皆無に等しいです。
以下の方法を駆使して渡ってみましょう!
1: 運転手に目を合わせながら渡る!
最初の一歩を踏み出した後、一番近い運転手に目を合わせて進むと
「私、今から渡りますよ!」という合図となり効果的です。
加えて手を上げながら進むのもいいでしょう。
2: ゆっくり、止まらず進む!
ゆっくり進む事で運転手も慣れているので
避ける・止まるタイミングを取ることができます。
また、道では止まらず少しずつ進んでいきましょう。
3: 複数人で渡る際は横一列!
くれぐれもビートルズのように縦一列で渡らないで下さい。。。
4: 車には逆らわない!
タクシーやバスの運転手はバイクや歩行者を気にせず直進してきますので、
逆らわず行き過ぎるのを待ちましょう。
5: 雨の日の歩道は3歩下がろう!
雨季の時期、歩道近くは水溜りになることが多く、
車やバイクが通ると水しぶきを浴びる恐れがあります。
以上、最善の注意して渡りましょう!!
【運転する場合】
居住されている方であればホーチミン市でバイクに乗る機会も一度はあるかと思います。
これでもか!と言うほどの数の交通量ですので、慣れるまでは恐さを感じると思いますが、
ルールを守れば意外と思ってる以上に安全です。そこでどういったルールがあるのかをご紹介させていただきます。
▼免許について
ベトナムでは50cc以下のバイク(日本で言う原付)は免許不要で誰でも乗ることができます。
ですが、この大きさのバイクは街で見かけることは少なく、
バイクショップやレンタルバイクショップでは100ccクラスのバイクがほとんどです。
たくさんの外国人が借り乗っているようですが、ほとんどが無免許運転。
もちろん無免許運転は違法ですのでオススメ致しません。
一番まっとうな方法としてはベトナムの免許を取得することでしょう。
長期滞在の場合は必須ではないかと思いますので、取得してみてはいかがでしょうか。
▼日本とは異なるルール
1: 右側通行
慣れるまでの辛抱です。
2: 赤信号でも右折可
信号が赤の場合でも右折は可能な場合があります。
具体的には、右折専用レーンがある場合や、
右折可の信号・看板がついている場合です。
右折する際は歩行者と直進車に気をつけて右折しましょう。
3: 通行車線に注意
ベトナムでは車やバイクなどの車両の種別ごとに通行して良い車線が決まっています。
バイクの場合、片側2車線の場合は右車線、片側3車線以上の場合は右側の1~2車線のみ通行可能です。
とりあえずは一番右の車線を走れば間違いありません。
この通行車線制限により、交差点で左折する際は右車線から左折することになります。
同様に自動車は左車線から右折してきます。この場合基本的には直進車が優先ですが、
十分注意するようにしてください。
▼法律ではない暗黙のルール
1: 大型車優先で歩行者優先ではない
日本では当たり前の歩行者優先ですが、ベトナムでは大型車が事実上優先です。
実際にバスやトラックが直進車を制して右左折する光景はよく見ます。
この場合バイクは無理して行かず、止まって待ちましょう。
交差点においては対向直進車がいても左折をしてくることは頻繁にあります。
直進の場合も交差点では対向車に注意しましょう。
2: 前の人が優先!後ろをみていると期待しないで!
ベトナムでもバックミラーの設置は義務付けられていますが、全然見ていません。。。
その結果、車線変更の際も後ろを確認することはほとんどなく、車もバイクも車線変更をゆっくりと行います。
これにより、後ろを走っている車は前の車の車線変更前に前に出るか、道をゆずります。
3: ア・イ・シ・テ・ルではなく、オ・レ・イ・ル・ヨのサイン!
日本ではクラクションと言えば某有名歌手の曲を思い出すかもしれませんが、
ベトナムでは「自分がここに居ます」と言うサイン。決して怒っている訳ではなく、注意促がす為のものです。
信号のない交差点を通行する場合や、他の車が幅寄せしてきた場合などにクラクションを使い、
自分の存在に気づいてもらうことが重要です。
4: 左折は頭入れたもん勝ち!
ベトナムでの左折は行ける時に行きます。なので、
直進している際に対向左折車が突っ込んでくることもよくあり、減速などして避けるようにしましょう。
また、自分が左折するときも、基本的に対向車がいなくなることはないため、
徐行で少しづつ侵入すると、対向車も避けてくれます。
または、先行する他のバイクの内側を曲がるようにすることでより安全に左折することができます。
いかがだったでしょう?
あくまで参考ですが、歩行者目線、運転手目線でホーチミンの交通ルールをご紹介できたのではないでしょうか?
中にはこういったルールを守らない運転手もいるので、
くれぐれもお気をつけて散歩、ドライブをお楽しみ下さい。